あなたの家族
高齢化という言葉が今や当たり前な昨今、従来は倫理的にもタブーとされていた自分や家族の人生におけるエンディングについて生前から考え、行動する「終活」が注目されています。 自分の人生をしっかり最期まで計画することはもはや珍しいことではありません。 そこで「終活を始めたいけどどうすればいいの?」というあなたの為に、終活の具体的な内容をご紹介いたします。
目次
意外とその説明が難しい終活。 「終活」とは、「自らの人生を悔いなく終わらせるための活動」の略語とされています。 ご自分のライフスタイルを見つめ直し、この先の人生を実り多いものにするための活動ともいえます。 主な活動内容として、ご自身が亡くなった際の葬儀、お墓や遺言の準備や、財産相続、身の回りの生前整理などを行うことが該当します。 亡くなったあとのことを意識しての活動なので、従来は縁起の悪いことと思われがちですが、現在において人生の終わりをしっかり考えることで、自分を見つめなおし、今を悔いなく前向きに人生を楽しむための活動としてネガティブとは全く逆のポジティブな意味として認識されていってます。
そうした老後の不安を解消することで、自分らしいセカンドステージを送ること、それが「終活」の目的なのです。
終活の内容にこれといった決まりや順序はありません。 それゆえに「じゃあ、どうすればいいの?」と思われる方も多いでしょう。 そこで、当コラムでは、多くの人が取り組むものとして簡単にまとめてみました。
エンディングノートには、正式な規格はなく、書くことによって気持ちが整理され、自分がこれからやるべきことを改めて見つけることができます。 目的としては、主に「自分の死後、遺された家族にかかる負担を減らすこと」でしょう。 ちなみにエンディングノートには法的効力がなく遺産相続ができない他、死後の開封が自由にできたり、医療・介護などの生前についての希望を書けたりも出来ます。 逆に遺言書は法的効力があり遺産相続も可能です。 そして主な記載項目として、
などが挙げられます。
遺産などの相続のトラブルを避けるために、財産の処分の方法を明確に決めておきたい場合には、エンディングノートではなく「遺言書」を書く必要があります。 先述のとおり遺言書には法的効力があります。 遺言書は、民法で定められた法的な文書であり、効力、内容など細かく規定されています。 そのため指定の形式以外でされた遺言書には法的効力がありません。 法的な効力が発生する「遺言事項」をしっかり把握しておきましょう。
■遺言書の種類 正式な遺言書の形式には「普通方式」と「特別方式」があり、一般的なケースでは、普通方式を用います。 そして普通方式は、「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3つが存在します。
そして終活でやるべきこととしてもっとも重要なことは自分が入るお墓を決めることです。 遺されたご家族にも負担がないようしっかり意思を記しておきましょう。 まずは墓地の種類として、
などがございます。 お墓を選ぶチェックポイントとしては、
お墓選びは、どれが悪いとかはなく、自分のライフスタイルに合ったお墓をしっかり選ぶことがもっとも大事です。
終活とは、自分を見つめなおして自分と遺されるであろう家族とが前向きに生きていく手段です。 お別れはどうあっても悲しいものです。 終活はそんな悲しみを少しでも和らげるために行うことでもあります。
限りある時間を有意義に過ごし、より充実した人生を送れるように前向きに人生のエンディングと向き合ってくださいね。
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高齢化という言葉が今や当たり前な昨今、従来は倫理的にもタブーとされていた自分や家族の人生におけるエンディングについて生前から考え、行動する「終活」が注目されています。
自分の人生をしっかり最期まで計画することはもはや珍しいことではありません。
そこで「終活を始めたいけどどうすればいいの?」というあなたの為に、終活の具体的な内容をご紹介いたします。
目次
1. そもそも終活って?
意外とその説明が難しい終活。
「終活」とは、「自らの人生を悔いなく終わらせるための活動」の略語とされています。
ご自分のライフスタイルを見つめ直し、この先の人生を実り多いものにするための活動ともいえます。
主な活動内容として、ご自身が亡くなった際の葬儀、お墓や遺言の準備や、財産相続、身の回りの生前整理などを行うことが該当します。
亡くなったあとのことを意識しての活動なので、従来は縁起の悪いことと思われがちですが、現在において人生の終わりをしっかり考えることで、自分を見つめなおし、今を悔いなく前向きに人生を楽しむための活動としてネガティブとは全く逆のポジティブな意味として認識されていってます。
そうした老後の不安を解消することで、自分らしいセカンドステージを送ること、それが「終活」の目的なのです。
2.終活の主な内容について
終活の内容にこれといった決まりや順序はありません。
それゆえに「じゃあ、どうすればいいの?」と思われる方も多いでしょう。
そこで、当コラムでは、多くの人が取り組むものとして簡単にまとめてみました。
2-1.エンディングノートの作成
エンディングノートには、正式な規格はなく、書くことによって気持ちが整理され、自分がこれからやるべきことを改めて見つけることができます。
目的としては、主に「自分の死後、遺された家族にかかる負担を減らすこと」でしょう。
ちなみにエンディングノートには法的効力がなく遺産相続ができない他、死後の開封が自由にできたり、医療・介護などの生前についての希望を書けたりも出来ます。
逆に遺言書は法的効力があり遺産相続も可能です。
そして主な記載項目として、
などが挙げられます。
2-2.遺言書の作成
遺産などの相続のトラブルを避けるために、財産の処分の方法を明確に決めておきたい場合には、エンディングノートではなく「遺言書」を書く必要があります。
先述のとおり遺言書には法的効力があります。
遺言書は、民法で定められた法的な文書であり、効力、内容など細かく規定されています。
そのため指定の形式以外でされた遺言書には法的効力がありません。
法的な効力が発生する「遺言事項」をしっかり把握しておきましょう。
■遺言書の種類
正式な遺言書の形式には「普通方式」と「特別方式」があり、一般的なケースでは、普通方式を用います。
そして普通方式は、「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3つが存在します。
費用が掛かる、時間がかかるなどのデメリットを省けばもっとも安全かつ簡単に作成できます。
ただし注意が必要なのは公証役場がその内容を確認することはなく保管のみを行うため、内容に不備があった場合は効力が無効である場合があります。
メリットとしては公証役場は遺言書の本人証明をしてくれることと、代筆やパソコン等での記載がOKであることです。
2-3.自分が入るお墓の決定
そして終活でやるべきこととしてもっとも重要なことは自分が入るお墓を決めることです。
遺されたご家族にも負担がないようしっかり意思を記しておきましょう。
まずは墓地の種類として、
などがございます。
お墓を選ぶチェックポイントとしては、
お墓選びは、どれが悪いとかはなく、自分のライフスタイルに合ったお墓をしっかり選ぶことがもっとも大事です。
まとめ
終活とは、自分を見つめなおして自分と遺されるであろう家族とが前向きに生きていく手段です。
お別れはどうあっても悲しいものです。
終活はそんな悲しみを少しでも和らげるために行うことでもあります。
限りある時間を有意義に過ごし、より充実した人生を送れるように前向きに人生のエンディングと向き合ってくださいね。